初めての小笠原諸島 一人旅 (その4)宿泊先とナイトツアー

今回は宿泊先とナイトツアーについて書いてみたいと思います。

宿泊先 ホテル PAT INN

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離島の旅行だと民宿みたいな宿を想像するかもしれませんが、今回宿泊した PAT INN さんは最近建ったばかりのとても綺麗なホテルです。

patinn.com

 

晴れてると良い具合に陽が入って明るく、街の中心部から少し離れてるのもあって静かで、部屋の中がすごく快適。日程に余裕があったら、この部屋で1日のんびりしてたら快適だろうなーと思います。

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シャワーやトイレも綺麗だしなんかオシャレ。

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屋外にもシャワーがあるので、海から帰ってきてもすぐ洗い流せて便利。有料ですが洗濯機もありました。

 

朝食のみ宿泊料金にセットになっています。夕食は付いてませんが、ホテル内にレストランがあるので、そちらでいただくことができます。

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The 島の料理という感じではないですが、島の素材を使ったとても美味しい料理です。初日のみナイトツアーの時間の都合で外へ食べに出ましたが、他の日は毎日ホテルのレストランでいただきました。

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夕食がセットじゃないのもあって、おそらく他の宿と比べるとお値段はちょっと高くなるとは思いますが、十分すぎるくらいそれに見合った素敵な宿泊先でした!

 

ナイトツアー

父島到着初日、シュノーケリングのレッスンが終わった後、その日の夜に宿泊先 PAT INN さんのナイトツアーに参加しました。最初は予定に入れていなかったものの、当日参加 OK だったのでその場で申し込み。

 

車で夜の島を回るナイトツアー、主な目当てはオガサワラオオコウモリ
他にもグリーンペペっていう光るキノコも見どころらしいですが、こちらは時期的に今回は見られず。5月〜11月くらいに見られるようです。

www.travelroad.co.jp

 

自然相手なので、無事に見られるかどうかは運次第。都会ではないので、道路沿いこそ街灯があるけど少し奥に入れば真っ暗。宿の方が持ってるライトを頼りに探していきます。
ちなみにこのライト、コウモリに普通の白い光を当てるとよくないらしく、赤いフィルムが貼ってあります。

 

オガサワラオオコウモリが出やすいポイントを色々回ってくれますが、1箇所、2箇所と回って残念ながら見られず、無事に見られるか・・・と不安になってきたところで、3箇所目で無事に発見!真っ暗だったけど、何枚かちゃんと写ってる写真が残ってて良かった!

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オガサワラオオコウモリが無事見られたところで次のポイントへ。

まずはVERA小笠原観測局で巨大なパラボラアンテナ。直径20m、高さ24mもあるようです。時間によってはこのアンテナが動いてるところも見られるようですが、この時は動いてるところは見られず。

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そして、宿の近くまで戻ってきて とびうお桟橋。街からすぐ近くだけど、エイとか小さいサメとかが来てすぐ近くで見られることもあるとか。残念ながらこの時は見られず。

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ということで、最初は予定に入れていなかったナイトツアーでしたが、オガサワラオオコウモリ見られたし巨大パラボラアンテナも綺麗だったし、満足なツアーでした!

 

 

(次回)
初めての小笠原諸島 一人旅 (その5)2日目 海ツアー - Untitled Notes

(前回)
初めての小笠原諸島 一人旅 (その3)父島到着 〜 1日目 - Untitled Notes

初めての小笠原諸島 一人旅 (その3)父島到着 〜 1日目

船に揺られること約24時間。聟島列島が見えるともう数時間で父島到着です。

しばらく周りにまったく陸地が見えないのが続いていたので、久しぶりに陸地を見るとそれだけでちょっと気分が上がります。

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この日はあいにくの雨。しかも到着の時間に合わせて結構な雨でしたが、二見港ではスティールパンの生演奏やいろんな宿の方がお迎えに。

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そのまま宿の方に送っていただいて今回の宿泊先に到着。
午後からすぐにアクティビティの予約をしていたので、ここでは荷物を置いてすぐに移動。到着時に降ってた雨はすぐに止んで、移動するときには晴れていて助かりました。

 

1日目のお昼

サメバーガーを狙ってハートロックカフェへ。お店の外観がこんな感じで素敵なお店です。
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目当のサメバーガーはこの日は残念ながら売り切れ。代わりに島で取れたメカジキを使ったフィッシュバーガー。美味しゅうございまいした!

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シュノーケリングレッスン

あんまり泳ぐのは得意では無いんですが、小笠原諸島に行く以上は海には絶対に行かねばと思っていたので、2日目には竹ネイチャーアカデミーさんで1日海ツアーを予約していました。

行ったのは1月ですが、小笠原諸島ではまだ水温20度以上あってウェットスーツを着れば1月でも泳げます。

2日目を楽しむためにも1日目にレッスンを受けた方が良いとのことで、1日目の午後は、シュノーケリングのレッスンも併せてお願いしました。

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車で海への移動途中、ウェザーステーションっていう展望台に寄ってくれたんですが、ここの景色がすごい!周りは一面海アンド海!タイミングが良いと、ここの展望台からでもクジラが見えることもあるとか。

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Google マップ

 

ウェザーステーションを出るとそこから車で数分。宮ノ浜でレッスンでした。

Google マップ

初めてでもきちんと教えてもらえて安心です。最初に陸地で基本的なところを教えてもらった後は海へ。波もほとんどなくとても穏やかな海で、透明度がものすごく高い!写真が残っていないのが残念ですが、一面サンゴ礁にたくさんの魚。初めてのシュノーケリングですが感動です!

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たぶん1時間弱くらい? ぐるっと湾内を回って戻ってきて終了です。本当に写真が残っていない残念!終了後はそのまま車で宿まで送っていただけました。

 

宿に戻ってから さらに夜はナイトツアーにも行ったんですが、その辺りはまた次の記事にて。

 

 

(次回)
初めての小笠原諸島 一人旅 (その4)宿泊先とナイトツアー - Untitled Notes

(前回)
初めての小笠原諸島 一人旅 (その2)おがさわら丸で船旅 24 時間 - Untitled Notes

初めての小笠原諸島 一人旅 (その2)おがさわら丸で船旅 24 時間

前回ちょっと触れましたが、小笠原諸島まで行くには交通手段が船しかありません。
今回は父島に着くまでの「おがさわら丸」での船旅について、写真多めで書いていきたいと思います。

 

現在就航しているのは3代目おがさわら丸で、2016年に就航したばかりの新しい船です。竹芝〜父島間を24時間で結びます。

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小笠原に物資を運ぶ船でもあるので、大量の荷物を積んでいきます。特に今回は、ドック入り(定期メンテ)前最後の便だったので、特に荷物が多かったようです。

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コンテナの上にも荷物を載せて、だいぶ豪快な積み込み(笑)

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かなり大型の船なのと、横揺れ防止の装備が付いてたりするので、揺れにくい船になっているそうです。

行きの船は波も高くなく ほとんど揺れずに快適な船旅。とは言え、さすがに東京湾を出ると波も高くなるのか、何となくずっとフワッと揺れている感じはあります。

小笠原旅行を調べると、いろいろなブログ等で酔い止めは「アネロン ニスキャップ」が良いと勧められていたので事前に購入。薬のおかげか、行きは酔うこともなく船旅を楽しめました!

 

ここからは、おがさわら丸の中を紹介しつつ 行きの船の様子を書いてみます。

乗客が入れるのは2〜7デッキの6階層。24時間過ごす船ということもあって、中にはレストランとか展望ラウンジとか色々揃っていました。

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ネット接続

24時間の航路ですが、東京湾を出ると 20 時間以上ネット繋がりません!今の時代にほぼ 1 日ネットに繋がらない世界を体験できます。

出港から 3 時間くらい、千葉の館山を過ぎるくらいまではかろうじて電波を拾ってますが、そこを超えると たまに島の近くを通るときに入るくらいで、ほぼ父島近くに着くまで電波は入りません。

 

なので、ネットが必要なものは暇つぶしに使えません。Web はもちろん、ソシャゲもできないし、動画とかも事前にダウンロードしておかないと見られません。自分の場合は Kindle の本や Amazon Prime のビデオを iPad にダウンロードして持って行きました。

 

また、 船内ではレストランやショップドルフィンなど Suica が使えるんですが、ネットに繋がらないともちろんモバイル Suica もチャージできないので、事前に多めにチャージしておくのをオススメします。

 

部屋

今回予約したのは特2等寝台で、こんな感じで 2 段ベッドの上だけ列、下だけ列みたいになっています。
テレビもありますが、地上波が見られるのは東京湾内くらいで、東京湾を出ると BS のみになるようです。

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他に個室になっている特等室 / 特1等室 / 1等室や、普通の2段ベッドになっている2等寝台、いわゆる雑魚寝の2等和室があります。個室にしたかったものの、1人利用だとさらに追加料金がかかり、旅行の予算を考えるとちょっと厳しかったので断念。

さすがに他の部屋は写真撮れなかったので、どんなものかはこちらを見てみてください。

www.ogasawarakaiun.co.jp

 

レストラン Chichijima

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4デッキにあるレストラン。Suica 使えます。食券の自動券売機がありますが、麺類とカレーのみ対応。普通のセットは直接列に並んで注文する形でした。
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窓側のカウンター席だと外の景色が見られたりもします。

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行きは初日の昼、夜、2日目の朝とすべてこのレストランでいただきました。

1日目の昼:島塩ラーメン (¥900)

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1日目の夜:島塩のステーキ (¥1,500)

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2日目の朝:和食の定食 (値段メモし忘れ)

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味はまぁ普通な感じです。さすがに船の中ということもあって、お値段は少しだけ高め。でもこの船の中のレストランで食べる感じが旅行感があって楽しいです。

 

ラウンジ Hahajima

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7デッキにある展望ラウンジ。
ここでも軽食が注文できますが、ショップで買った物の持ち込みも OK とのこと。(持ち込みはショップで確認しました)ここも Suica 使えます。

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4デッキのレストランと比べて窓が大きかったり高いところにあったりで、外の景色はこちらの方が良く見えます。

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カウンター席も沢山あるので一人旅でも安心。ベッドの狭い空間がちょっと苦手なのもあって、行きの船は割とずっとここにいました。

 

ショップドルフィン

小さいコンビニ的なお店。パンやおつまみといった食べ物や、お酒も含めた飲み物、お土産なんかを売ってます。

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レストランはちょっとお値段高め設定でしたが、こちらのショップはほぼ普通の価格で良心的!よくコンビニにあるようなコーヒーのマシンもあって、お値段もそれ程高く無かったので何度も利用しました。Suica も使えて便利。

 

外の景色

竹芝桟橋を出ると、すぐにレインボーブリッジの下をくぐります。橋の下はなかなか見られない光景。
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それからしばらく、工場や港が続きます。
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羽田空港を海から。
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アクアラインの川崎側の浮島。近くで実物を見たのは初めて。
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船からだと遮るものがないので、夕日がとても綺麗に見えます。
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その他のスペース

ざっくりと写真だけで、船内をいろいろご紹介。

貴重品を預けるロッカー。冷凍モノも預けられるようでした。

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自販機も飲み物、食べ物、お酒と揃っています。

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給湯室とシャワー室。
シャワー室は数少な目。今回は閑散期だったのですぐ使えましたが、繁忙期だとすぐ埋まりそう・・・。

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初日のお昼を過ぎたあたりで、父島/母島観光について説明してくれます

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その他いろいろ船内の写真。

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行きは船がそんなに揺れなかったのもあって、結構快適に過ごすことができました。
24時間のネットから切り離された船旅というのは なかなか貴重な体験です(笑)

船内を散策したり外の景色を眺めたり。1月で外がかなり寒かったので、外に出て景色を見たのは東京湾と日の出日の入りくらいで、あとはラウンジに iPad 持っていって本読んだり動画見たりで過ごしていました。

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天気が良ければ夕日や星が綺麗と聞いていたのですが、夜は雲で星は見えず。翌朝の日の出の時間も起きて外に出てみたものの、残念ながら曇っていて昇ってくるところは見られませんでした。その辺りはまた次に小笠原行くときのお楽しみに。

 

しばらく陸が見えない時間が続きますが、到着の2〜3時間くらい前になると小笠原諸島 聟島列島の島が見えてきます。そこを超えると父島はもうすぐ。

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父島到着してからはまた次回に。
ということで、おがさわら丸 24 時間でした。

 

 

(次回)
初めての小笠原諸島 一人旅 (その3)父島到着 〜 1日目 - Untitled Notes

(前回)
初めての小笠原諸島 一人旅 (その1) - Untitled Notes

初めての小笠原諸島 一人旅 (その1)

2020/1/14〜19 で小笠原諸島の父島へ行ってきました。
とっても充実した旅行で TwitterFacebook だと書ききれないので、写真と合わせて記録を残しておきたいなーと思ってブログを作成。のんびり複数回に分けて書いていきたいと思います。

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まず父島ってどこにあるのかというと・・・

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東京から 1,000km くらい南に行ったところにある小笠原諸島の中の島です。
住所は東京都小笠原村、かなり離れているけど都内旅行です。

村役場前にはこんなのも立ってました。

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島を走ってるバスは品川ナンバー。
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父島に空港は無いため、1,000km 離れてるのに交通手段は船のみ!
おがさわら丸で片道 24 時間かけて行きます。

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このおがさわら丸、東京を出て父島に着くとそのまま折り返さずに船は待ってて、3日後に行った船でそのまま帰ってきます。

今回の日程で言うと、

  • 1/14 の 11:00 東京 竹芝を出発 → 1/15 の 11:00 父島に到着

そのまま船は父島に停泊していて

  • 1/18 の 15:00 父島を出発 → 1/19 の 15:00 東京 竹芝に到着

という 6 日で 1 セットになっています。

 

交通手段はこのおがさわら丸しか無いので、一度行くと 6 日間は帰ってこられません。そのため小笠原旅行は 6 日が基本になります。
(ただし GW や夏休みなどの繁忙期のみすぐ折り返すようです)

おがさわら丸は宅配便とか郵便も扱っているようですが、6日単位でしか運行しないので Amazonお急ぎ便しても次の船までは届きません(笑)

  

 

今回そもそも何で小笠原諸島に行こうと思ったかというと、転職のため有休消化期間が 1 か月くらいあり「せっかくだからこんな時じゃないと行けない場所に行こう!」というのが発端です。 いつもと違うところに行きたいなーとか、飛行機で行けない場所だし話のネタになるかなー、くらいな軽い感じで調べ始めたのが最初でした。

 

旅の内容は次回以降書いていきますが、そんな軽い気持ちで決めた旅行が、実際に調べて行ってみたら最高な旅で! これはぜひ記録を残しておきたいと思って、TwitterInstagram だけでは残しきれないので今回ブログを開設してみました。

 
ということで初めてのブログ記事ですが、次回以降で少しでも旅の雰囲気が伝わったら良いなーと思ってます。複数回に分けて写真多めで行く予定です。
どうぞ次回以降もよろしくお願いします!

 

(次回)
初めての小笠原諸島 一人旅 (その2)おがさわら丸で船旅 24 時間 - Untitled Notes